ピアノ講座

最近久々にピアノに向かってみて、あまりのブランクの長さで
全然弾けなくなっている自分に唖然としてる事は、前にお伝えしましたね。
以降まずは自分の曲のカセットを車の中とかでよく聴いて、
曲を想い出すことから始めてます。
僕のピアノ・スタイルはどう言ったらいいんでしょうか?
クラシックを基礎にしながらもクラシックじゃなく、
ジャズのテイストを織り交ぜながらもジャズでもなく、
ロックのスピリットを継承しながらもロックとも言い難く、
まあ単純に「POPS!」と言ってしまえば、それまでなんでしょうけど。


動機は極めて単純でした。
「明日に架ける橋」が弾いてみたい!あんな感じで!
言うまでもなくサイモンとガーファンクルの名曲中の名曲で、
1970年度の全米年間No.1、
更にグラミー賞の最優秀レコードも獲得しています。
多くのカバーも生み、アレサ・フランクリンでも全米トップテン入り、
またエルヴィス・プレスリーも名唱として知られています。
サイモンとガーファンクルのヴァージョンで、
感動的なピアノを弾いているのは、
後に「イフ」でお馴染みのブレッドに加入する
スタジオ・ミュージシャンのラリー・ネクテルです。
無謀とは思いながらも楽譜を手に入れ、必死で練習したところ、
何とかそれらしい雰囲気を醸し出せる程度にまではこぎ着けました。
(無論今はまた全然ダメですけど・・・苦笑)
それに較べると同時期のビートルズ・ナンバー「レット・イット・ビー」は
曲調は多少似ているものの、あまりにも単純で、
ピアノの練習曲みたい!などと、結構当時はバカにしていたものでした。
ちょっと聴くと単純そうですが、実は奥底にあるゴスペル調の
雰囲気を出すのはそんなに簡単でない事は、今なら判りますが。


その後特に影響を受けたピアニストは、
カーペンターズリチャード・カーペンター
ミッシェル・ポルナレフエルトン・ジョンなど。
まあみんな文句なしに人気がありましたからね。
それと当時よく弾いていた曲は、
  シカゴの「サタディ・イン・ザ・パーク」、
  ギルバート・オサリヴァンの「アローン・アゲイン」、
  アルバートハモンドの「落葉のコンチェルト」、
  キャット・スティーヴンスの「雨にぬれた朝」
などでした。


そんな頃に高校のクラブの先輩から、
コードというものを教えてもらいました。
特にお気に入りはメジャーセブンth・・・
判る!判る!という方も多いでしょうね。
要するに単純なド・ミ・ソだけでなく、その上にシを加える。
長調のようなちょっと短調のような、
不安定で濁ったような(クラシック的観点からは完璧な不協和音)、
それでいてフワッと何とも言えない心地好さが漂う、
そして最終的には曲全体を、セピア色のお洒落な感じに彩る。
特に「アローン・アゲイン」には、このメジャーセブンth以外にも、
シックス、マイナーセブン・マイナス・ファイブ、
セブンス・マイナス・ナイン、オーギュメント等々、
複雑なコードが次々と登場します。
要するにテンションコード、ジャズっぽい雰囲気を醸し出す、
ノスタルジックな曲に良く使われるコードですね。


当時はバンドではなく、基本的にピアノ1台のみの弾き語りでしたので、
どうしても単純なメジャーコード、マイナーコードだけでは
もの足りない感じがして、おのずと複雑なコードを
多用するようになりました。
それに加えてベースの半音進行とか、
コードが変わってもベース音が変わらないペダルポイントとか、
いわゆるクリシェと呼ばれる、お決まりのパターンですね。
演奏の基本は左手でベース音、右手でコード、それに合わせて歌う。
必要に応じて右手でコードに加えてメロディ・ラインも。
僕は男性としてはそれほど指が長い方ではありませんが、
それでもオクターブは楽々届くので、オクターブ奏法を多用します。
オクターブのユニゾンというのは独特の響きを持っていて、
ジョージ・シアリングビブラフォンのユニゾン)、
ウェス・モンゴメリー(ギターのユニゾン)などは、
名前は知らなくても、サウンドを聴けばなるほど!
と思う方もいるのでは・・・。
左手のベースは、アクセントが来る所でオクターブ上げたりします。
すみません、ちょっと専門的になっちゃいました。
でも一応ピアノの経験のある方なら、
基本的にはさほど難しくない程度の奏法だと思います。


さてと、まあピアノに限らず、
音楽をされる方の動機ってなんでしょうね?
もちろん音楽が好き!っていうのが根本にあるでしょうが、
やっぱ「カッコいいって言われたい!」
「女にもてたい!(男性の場合)」ってのも結構あるでしょうね。
特にもてたい!ってのは、極めて正常な心理ですから、
僕もそれはそれでいいと思います。
それをバネにして腕を上げて行く、それもありでしょう。
でも僕は・・・そう言われてみれば、思ったことないですねえ・・・
え?女性に興味ないのかって?
いやいや、そんな事ないですよ!女性大好きですよ!
って書くとなんだか問題ありそうな感じがして、
女性になんて興味ないですよ・・・って書くと、
じゃあ男性に興味あるんですかって言われて、
余計ややこしくなったりして・・・(笑)


なんてとりとめもない事を書いてると、
去年暮れまでFM KITAQでやってた番組を思い出しますね。
今はちょっとお休みしてますが、
時期が来ればまた是非やりたいと思ってます。
相方は以前にもちょっと書いた、
クリスタル・カウンセラーの光琳さんという方で、
結構古くからの知り合いなんですが(あ、僕よりずっと若いですよ!)、
またこの人が優しい顔と声で、するどく突っ込む突っ込む!
まあ本職のカウンセラーですから、
奥底に潜む深層心理を暴くなんて朝飯前・・・
それまで隠し通してきた僕の知られざる面を知らされて
ショックを受けてる人も多いとか???(笑)
それにしても我々二人で喋ってると、
「妖しい!」だの「エロい!」だのよく言われるんですけど・・・
我々は全くフツーに喋ってるつもりなのに・・・
別に露骨な下ネタやる訳でもないし・・・
二人とも清純派そのもののキャラなのに・・・(自分で言うな!)
この番組もまた僕にとってエピソードの宝庫なので、
また改めて書いてみましょうね。
コミュニティFMでエリアが狭いため、ご存じない方も多いでしょうし。