マンハッタン・ジャズ・クインテット

先日8月29日は、あのマイケル・ジャクソンの誕生日でした。
当初は誕生日に埋葬される予定でしたが、延期になったようです。


その一方で地元北九州では、なんと若松に
あのマンハッタン・ジャズ・クインテットが来ました!
と言っても僕はまるまる仕事が入ってたので、
行くのは初めから諦めてましたが、
「若松で音楽を聴く会」の和田寛市さんから
色々なお話をうかがってました。
和田さんという方は・・・まあ一口で言えば
クマさんのぬいぐるみみたいな方です(失礼!?)
いやいや、そういう事ではなくて、
北九州ジャズ発祥の地が若松であり、
和田さんの伯父さんという方が、若松へのジャズ招へいに
深く関わっておられたそうです。
戦争という状況の下、様々な圧力に遭いながらも、
まさに決死の覚悟でジャズを演奏し続けた
先人達に関するお話は、本当に感動的でした。
そしてその影響を受けて、和田さんご自身も
毎年国内・国外の一流ジャズ・ミュージシャンを招いて
「若松鉄人ジャズ」を開催、音楽を通じて
地元の街おこしに尽力されていらっしゃいます。


僕自身はどんな音楽でも一通り聴きますが、
その中でジャズについては、それほど詳しい訳ではありません。
僕よりずっと若いラジオ仲間の方がよほど詳しいくらいで、
こちらがいつも教えてもらっているほどです。
マンハッタン・ジャズ・クインテット、略してMJQ。
本来MJQはモダン・ジャズ・カルテットの略称なのですが、
日本では1984年にデビューしたマンハッタン・ジャズ・クインテット
人気が非常に高いため、どちらもMJQと呼ばれるという
なんともややこしい状況となっています。
1984年当時、FM福岡で放送されていた「FMポピュラー・ヒット・パレード
という番組があり、竹内出さん、大薗哲夫さんという、
僕にとっても極めて大きな影響を与えていただいた
ラジオ業界の大先輩のお二人が担当されていました。
そこでは毎週の洋楽シングル・チャート・ベスト20や、
ビルボード誌に基づく海外のチャートを紹介していましたが、
それに加えてアルバム・チャートの紹介もあり、
シングル・ヒットとはまた全く毛色の違う
アーティストが紹介されることが多々ありました。
僕とマンハッタン・ジャズ・クインテットとの出逢いも
実はその番組であり、なんと彼等のデビュー・アルバムが
アルバム・チャートのベストテンに入っていたのでした。
当時まだ僕にとってとても敷居の高い音楽に感じられていたジャズが、
思いのほか親しみやすく、普通のポップスと同じような感覚で聴いても
なんら違和感のない音楽と感じ始めたのも、その頃からだったと思います。


今僕はいろんな形で、この世にある良質な音楽の数々を
ひとりでも多くの方の耳に届けられるような活動をしたいと
強く思っており、そのための試行錯誤を繰り返しています。
和田さんにもその意思をお伝えしたところ、
とても力強い激励のお言葉をいただきました。
もっともっと頑張らなきゃ!と改めて思う、今日この頃です。