遠距離恋愛

遠距離恋愛」とはいきなりのテーマですが、
なぜか全然関係ない話がしばらく続くと思います。
本題に入るのはいつになることか・・・(笑)
登場人物も色々出て来ると思うので、ごちゃごちゃになるかも・・・


さてさて、先日またDobbさんのお店に行って来ました。
今まではCROSS FMのビル内にあった事務所ごとお引っ越しだったそうで、
まだ事務所の中は混沌とした状態でしたが、
近々ミニライブ等も出来るスペースになるみたいです。
そしてお店の方では、ライブエイドやT・レックス等の映像が流れていて、
Dobbさんご自身や、スタッフの方々(殆ど全員身内みたいなもんです)、
それに一緒に行った友人たちみんなで、
例によってロック談義に熱く花を咲かせました。
その中でなるほど!と思ったのは、Dobbさんが
「例えば同じシルヴァーヘッドを聴いていても、
 自分は専ら演奏を聴いているけど、
 ジギーの森重(樹一さん)は、マイケル・デ・バレスのヴォーカルを聴いている。
 自分にとってはシルヴァーヘッドだが、
 森重にとっては飽くまでもマイケル・デ・バレスなんですよ。」
と言ったことですね。
因みにDobbさんは、自らのバンド「The Gryder」でベースを担当しています。
まあ当り前っちゃ、当り前なんですけど、
それぞれに自らの専門分野、得意分野に、先ず耳が行くという事でしょうね。
例えば演奏家は先ず演奏に(それも特に自分の担当楽器に)、
ヴォーカリストは先ず歌に、
編曲家は先ず全体のアレンジに、
音響担当は先ず音質とか音のバランスとかに、
物書きを得意とする人は先ず歌詞に等々・・・。
そんじゃあ、僕は一体どこに先ず耳が行くかというと・・・
やはりメロディーとコード進行でしょうね。
ということは僕はどちらかと言えば、作曲家寄りの人間であることになります。
コード進行までは、アレンジャーではなくソングライターの範疇ですから。


20年くらい前にそれまでに自分で作った曲を、
ピアノ弾き語りでデモテープ風に作ったカセットがあるのですが、
ずっと長年しまい込んでいたそのカセットを、
最近なぜかまた取り出して聴くようになり、
挙げ句の果てにCD−Rに落として、人の迷惑かえりみず(?)
周囲の親しい人達に渡したりしています。
「くれぐれも体調のいい時に聴いて下さいね!
 体調の悪い時に聴いて、余計体調が悪くなるといけないから。」
という注釈付きで。(笑)
で、既に聴いていただいた何人かの方から言われるのは、
「甘い声ですね」「優しい歌い方ですね」等々。
「ありがとうございます」とは答えるものの、
心の中では「え?そうですかあ???」
実は僕は僕自身の歌い方を甘いとも優しいとも思っておらず、
むしろコンプレックスを抱いてるくらいなんです。
家族からも「抑揚が無くて棒読みで・・・。
もっと堀内孝雄みたいに感情込めて歌えんのかねえ!」とかよく言われますし。
まあそう思うのには訳があって、昔から僕の周囲には
僕なんかより遥かに甘く優しく歌える連中がごろごろいるからに他ならず、
例えば、一瞬女声かと思えるハイトーンの☆君、
劇団四季を経てピアノ演奏と甘い歌声で全国を駆け巡るTAKA君、
因みにこの二人は共に僕の高校時代の音楽部仲間で、
部活と併行して彼ら自身のバンドも組んでいて、
なんとあのKBCの「歌え若者」に出演した経験も持ってます。
その時に何やら悪さ?をして、岸川均ディレクターに怒られたと聞いているので、
「岸川さんって恐い方」というイメージを、僕はずっと持っていたのですが、
実際にお逢いした岸川さんは・・・ご存じの方も多いでしょうが、
確かに厳しい反面、とっても優しくて温かい方でした。


で、話が違う方向に行きましたが、僕の歌を自分で久々に聴き直してみて、
不思議な事に気付きました。
まず長いブランクの間に、自分の曲と歌を凄く客観的に聴ける様になってること、
そしてその20年近いブランクの間に、
世の音楽状況もすっかり様変わりしてしまったこと。
つまり僕のような歌い方、曲作りをする人が、
現実にあまりいなくなってしまっているということでしょうか。
パンク〜ニューウェイヴを経て、ポストパンクの時代。
オルタナ、ハードコア、ヒップホップ、R&B(今どきの)等の
歌い方に慣らされてしまって(あるいはその辺しか知らされなくて)
音楽とはそういうものなんだと思い込まされてる。
本当にそのような音楽が心底好きなのであれば、
なんら問題はない訳ですが、そうではなくもっと違った
歌い方・曲作りもあるのに、知らないままで過ぎている。
もっといろんな音楽を聴くチャンスを与えられさえすれば、
その中からより自分に合った音楽を選択出来るのに・・・。
こんな歌い方・メロディー作り・コード進行もあるんだぞ!と
昔の僕自身が自分の声とピアノで主張している、
そんな感じがしました。
まあミスタッチもあれば、全然歌えてない部分も多々ある、
だけど叩き付けるようなピアノと、音楽部時代の面影を残した歌が、
何だか異次元から聞こえて来る音楽のようにも感じました。
自分自身なのにね・・・。
まあとてもとても完成品には程遠いデモテープですが、
いろんな方に聴いていただいて、忌憚のないご感想を伺えればと思ってます。
聴かされる側にとっては、おそらく迷惑な話でしょうが。(笑)


で、何の話でしたっけ?
あ、そうそう、遠距離恋愛でしたね。
実は僕が作った曲にも、それに該当しそうな曲がいくつかあるんです。
実体験じゃありません、全くのフィクションですけど。
え?遠距離恋愛の経験?無いですね。(きっぱり!)
遠距離恋愛・・・出来ないタイプかなあ・・・。
遠く離れちゃったら、さっさと想い出の中に閉まって、
すぐ次の対象を見つけちゃうタイプかなあ・・・。
(手近で間に合わそうとか、そんなんじゃないんですよ。汗)
どちらかというと、毎日でも逢っていたいと思う方かも。
でも近々、遠距離恋愛・・・いや、恋愛じゃないんだけど、
ちょっとそれに近い気持ちを味わうことになるかも・・・。
え?問題発言じゃないかって?
いえいえ、そんな事ないですよ。
先日久々に再会した女性が、再会の喜びもつかの間、
しばらく日本を離れることになるんですよね。
またまたしばしのお別れとなってしまう訳です。
まあ今どきメールもあるし、
別に連絡の手段が閉ざされる訳じゃないですけど。
それでも淋しくないと言えば、嘘になりますね。
その人からも激励の言葉をいっぱい貰ってます。
だから再々会の時は、自信を持ってその人に話せるような成果を、
いっぱい作っておきたいと思ってます。
9月に入ったことだし、気持ちも新たに頑張らなくちゃね!


え?熱いですねって?
いやいや、暑苦しいだけですよ!(笑)