決めた!

はい、決めました!
え?何をかって?
まあ、色々と・・・
ここんとこ心に決めたことがいくつかあります。
(今日もひとつ心に決めました・・・)
でも表題の決めた!はそんなものものしい事ではありません。
次のDobbさんのお店でのDJで、取り上げる年度です。


他にもいくつか候補があったのですが、結局1966年にしました。
前回終わった後に、1966年を・・・というご希望をいただいてまして、
まあこの年は、ビートルズが来日した年だし、
話題の映画「パイレーツ・ロック」の設定の年でもあるし。
実は既にFM KITAQでやっていた番組で一度取り上げているのですが、
今回はT-Jam向きにということで、よりロック&ポップ寄りにすべく、
新しい資料も追加して集計をやり直しました。


このブログの名前が「pops1967の日記」という事で、
僕がポップスを聴き始めたのが1967年であるのは以前にも書きましたが、
謡曲を聴き始めたのがその一年前、1966年でした。
この年のレコード大賞受賞曲が、橋幸夫さんの「霧氷」。
この曲は対象期間ぎりぎりに発売されたばかりで、
まだまだ充分に浸透しているとは言い難い曲でしたが、
それが大賞の有力候補と見られていた舟木一夫さんの「絶唱」や、
加山雄三さんの「君といつまでも」を押しのけて受賞した為に、
かなり選考基準を疑問視する声が大きかったようです。
色々と事情があったのかも知れませんが、
橋幸夫さん自身のこの年の実績は、決して劣るものではありませんでした。
仮に対象曲が「雨の中の二人」であれば、疑問の声は無かったかも知れません。
「雨の中の二人」はぎりぎりで対象期間から外れていたという話も聞きます。
当時放送されていたTBSテレビの「歌謡曲ベストテン」では、
「雨の中の二人」は2月のドライな時期にベストテン入り、
そのまま梅雨シーズンまで、20週近くに渡ってベストテンに居座りました。


同じ頃に加山雄三さんは、「君といつまでも」、そのB面「夜空の星」、
「蒼い星くず」、そのB面(両A面)「夕陽は赤く」、
そして「お嫁においで」と、殆ど両面ヒットという活躍ぶり。
そして舟木一夫さん、西郷輝彦さんも、年間を通じて
ベストテンから外れることはありませんでした。
それに次ぐ存在だったのが、三田明さん、布施明さん、城卓矢さん、美川憲一さん、
そして後半に登場したのが、荒木一郎さん、森進一さん。
女性では園まりさんが一番人気で、美空ひばりさん、都はるみさん、日野てる子さん
といった人達が、次いで人気を集めていました。
GSではブルー・コメッツ、スパイダース、サベージがヒットを飛ばしましたが、
基本的に洋楽扱いで、「歌謡曲ベストテン」では対象外でした。
またフォーク系のマイク真木さん、ブロードサイド・フォーも人気を集めましたが、
「歌謡曲ベストテン」には、やはり登場していません。


洋楽はまだ聴き始めていませんでしたが、1966年の後半には、
テレビの「ザ・ヒット・パレード」で、日本の歌手が日本語で歌う洋楽曲を、
誰がオリジナルか?など知るはずもなく聴いていました。
今になって思えばこの1966年という年、
1955年に日本にヒット・パレード番組が誕生して以来の
いわゆるオールディーズの流れを汲む曲が活躍した最後の年ではないかと思います。
翌67年には「サマー・オブ・ラヴ」のムーヴメントの中、
サイケの要素を含む新しいロックの流れが始まります。
今回Dobbさんのお店でやる予定の1966年11月のチャートは、
丁度その移り変わりの狭間にあたる時期と言ってよいでしょう。
今月の25日(水)夜8時からです。
さあ今回はどんな曲が登場するか、お楽しみに!